ショパンコンクール2【ドイツ語読解】

2025年10月21日著者: Nana

ショパンコンクール2025をドイツ語で書こう、というページの続きです↓

ショパンコンクールをドイツ語で表現しよう【ドイツ語読解】

2025/10/09

審査員やピアノ調律師などショパンコンクールの関係者たちについてさまざまなレベルのドイツ語で描写。

出場資格【B1-B2】

Hier möchte ich die Qualifikation für und den Ablauf des Chopin-Wettbewerbs erklären.

Zuallererst gibt es eine Altersbeschränkung. 2025 dürfen Leute, die von 1995 bis 2009 geboren wurden, sich für den Wettbewerb bewerben. Bewerber schicken zunächst eine Videoaufzeichnung. 

Wer sich dann qualifiziert hat, wird zur Vorrunde nach Warschau eingeladen. Einige Pianisten, die sich schon als Gewinner bei einem anderen Wettbewerb qualifiziert haben, müssen nicht an dieser Vorrunde teilnehmen.

2025 wurden insgesamt 85 Pianisten für den Hauptwettbewerb ausgewählt. Dieser besteht aus drei Runden und einem Finale. Die Teilnehmer müssen in jeder Runde einige Werke, natürlich alle von Chopin komponiert, aus einer Liste auswählen und diese vorspielen. Auf der Bühne muss alles auswendig gespielt werden.

Meiner Meinung nach gehören alle Teilnehmer im Hauptwettbewerb schon zur Spitzenklasse und der Ausgang des Wettbewerbs ist noch völlig offen.

日本語訳

ここではショパンコンクールの出場資格と流れについて説明しましょう。

まず最初に、年齢制限があります。2025年は1995年から2009年までの間に生まれた人たちがコンクールに応募できます。応募者は先に演奏動画を提出します。

そこを通過した人(資格を得た人)は予備予選でワルシャワに招待されます。別のコンクールですでに実績のあるピアニストは予備予選を免除されます。

2025年は85人のピアニストが本大会に選ばれました。本大会は3回の予選と本選があります。参加者はすべての予選で当然ショパンが作曲した作品をリストの中から選び、演奏しなければいけません。舞台ではすべて暗譜です。

私に言わせれば本選の参加者はもうすでにトップクラスの人たちで、コンクールでは誰が勝ってもおかしくないと思います。

文の解説は動画で↓

ショパンって誰?【A1ーA2】

Wer ist Chopin? 

Sein ganzer Name ist Fryderyk Chopin. Er war Komponist und Pianist (in der Romantik). Sein Vater war Franzose und seine Mutter war Polin. Chopin kommt aus Polen und hat sein Land sehr geliebt.

Er war von Haus aus musikalisch und sehr begabt. Schumann hat auch mal gesagt, dass Chopin ein Genie ist. Aber sein Leben war nur kurz, denn sein Körper war schwach. Er war also oft krank.

Er mochte Polen und das Klavier sehr. Er hat fast nur für das Klavier komponiert. 

Übrigens findet der Chopin-Wettbewerb immer im Oktober statt. Wisst ihr, warum? Weil Chopin am 17. Oktober 1849 gestorben ist. Er war erst 39 Jahre alt. Der Wettbewerb hat an seinem Todestag eine Pause. An dem Tag hören oder spielen die Leute in einer Kirche in Warschau Mozarts Requiem. In der Kirche liegt noch sein Herz.

日本語訳

ショパンのフルネームはフレデリック・ショパンと言います。ロマン派の作曲家でピアニストでした。父親はフランス人で母親はポーランド人でした。ショパンはポーランド人で、祖国をとても愛していました。

ショパンは音楽家系で、才能にあふれていました。シューマンもショパンは天才だと言っていたことがあります。でもショパンの人生は短かった、なぜなら体が弱かったのです。ショパンはよく病気になりました。

ショパンはポーランドとピアノという楽器がとても好きでした。ほぼピアノのためにしか作曲していないほどです。

ところで、ショパンコンクールはいつも10月に行われます。なぜか知ってますか?ショパンは1849年の10月17日に亡くなったからです。たった39歳でした。ショパンコンクールは彼の命日は休日になります。その日はワルシャワのある教会でモーツァルトのレクイエムを聴いたり、演奏したりします。その教会にはショパンの心臓が置いてあるのです。

動画解説はこちら↓

本選に選出されたマレーシア出身のVincent Ongのインタビュー(中国語)。

ショパンコンクールのための準備の過酷さについて話していました。出場者は全部で2時間半以上のプログラムを全て暗記で弾けなければいけない。なので最低でもこのコンクールのためには1~2年の準備がいる。また日々の生活で練習時間の確保もしなければならない。家にはピアノがないので練習室の時間を確保して練習に励んでいる(ベルリン留学時の話です)。

また審査員はたくさんいて個人の好みもあるのでどういう作戦で行けばいいなんてわかるわけがない。だからあまり考えすぎないようにしている。自分の目標はとにかく最終選考まで行くこと。

などと話しています。そうですよね、全部準備しなければいけないのに、実際に全部弾ける人は本選に残った10人(11人)のみ。準備を無駄にはしたくないですもんね。とても合理的で心の持ち方が共感できるピアニストですね。

彼の結果は5位でした!唯一無二の音でとても独特な表現をするピアニストという評価をこのコンクールを通して手に入れました。おめでとうございます!

もう一人は台湾出身の張凱閔(Kaimin Zhang)のインタビュー(中国語)。

彼の先生はコンクールの有名審査員であるダン・タイソン。先生に言われた内容などを赤裸々に話していてとても面白いです。例えば

先生はいつもショパンを弾くときの僕の右手がとても下手だと言う。どれだけ練習しても下手なままだって。だからもう途方に暮れているんです。

今年の8月に初めて先生の前で幻想ポロネーズを弾いたんです。先生はふだんとても批判的で厳しくてここがダメあそこがダメ、とダメ出しばかりしてくる。でも幻想ポロネーズを聴いた時に先生が褒めてくれた。自分の幻想ポロネーズを先生が気に入ってくれただけで自分はもうただ満足です。

コンクールでは本選に行った人だけが幻想ポロネーズを弾くので、残念ながら彼の幻想ポロネーズが聴けなかったですね。でもいい演奏だったなと思います。2時間半のプログラムを全員準備しなければいけないけれど半分以上の人は30分の演奏(1次予選)しか披露できないし、2次予選にいっても1時間20分ほどしか披露できません。なんと厳しい世界でしょう。

また審査員は17人もいてそれぞれ意見が違うわけだから、結果を考えても意味がないというようなことは張凱閔も言っていました。Vincentと同じ考えのようです。インタビューにはとても明るく友達のような目線で答えていてとても微笑ましかったです。舞台の上とは大違いでした!

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ショパンコンクールをドイツ語で表現しよう【ドイツ語読解】

2025/10/09

審査員やピアノ調律師などショパンコンクールの関係者たちについてさまざまなレベルのドイツ語で描写。

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歯医者でのdürfen【ドイツ語実践】

歯医者で指示を出される時にdürfenを使っていた実例。

☆☆

ドイツ語は「現地の教科書」をメインに勉強することをおすすめします。

教科書をやりながらこのサイトや動画を知識の補足、補強に使ってくだされば本望です。

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